薄っぺらい人間。
なんて薄っぺらい人間なんだろう。
今まで何かに対して、真剣に打ち込んだことも取り組んだこともない。
40歳を目前に、一体自分は何のために生きてきたのかに絶望する。
でも待てよ。絶望というのは人との比較から起こるんだ。この世に自分しかいなければ、絶望しなくて良いのかもしれない。
それにしてもだ、それにしても薄っぺらい。小学校6年生の頃を思い出す。
当時の僕は、こんな薄っぺらいことになると、想像していただろうか。
天井を眺めながら、今日も二度と戻らない過去を考えないようにしている。