平成徒然草

つれづれなるままに、感じたことを書くブログです。

ムンクの叫びに思うこと。

ムンクの叫びと言う作品がある。

 

この前東京都美術館ムンク展をやっていたので見に行った。

 

あの作品を見て思ったのは、ムンクが絶望を表現していると言うことである。

ではあの絵でどうやって、絶望を表現してるのか。

 

それは、真ん中の叫んでいるキャラクターではなく、片隅にいる2人の人間との対比によってである。

 

人が絶望するのは、誰かと比べるからである。人は比較によって、その人と比べて自分が劣っていると感じると、絶望を感じる。誰も比較する人がいなければ、絶望することなどないのだと思う。

 

人と比較なんかしなくていい、自分は自分らしくでいいんだなどと言う人はいると思う。でもそんなことができるなら、なぜムンクの叫びは、時代を超えて支持され続けるのだろう。人はいつも誰かを比較して生きている。叫びたくなるほど誰かと比較して生きている。